既設線路へのセンサー設置作業
ここが中間駅下になる、下り線の踏切開放用S4のセンサー位置です。
ちょっと顔を出しているのが11両編成の583系の先頭です。
ちょうどここは点検口で、この右側付近にセンサーを付けたいと思います。
まずはカッターで、フレキシブルレール下の2mm厚コルクを、施工に必要な区間分を除去します。
枕木はデザインナイフが入らず、刃だけを外して指で支えて、刃を押し付けて切りました。
言葉で表現すると2行なんですが、意外にこれが大変でした(笑)
除去したベニヤ面は出来るだけ平滑にしたいので、何度もカッターで削ぐように刃を入れて行きました。
ということで、写真を撮ってる場合ではありませんでしたので、いきなり設置完了。
ちょっと光量が足りなくて、暗くて分かりませんが、テストでやったように下り線の道床も取り除いて、複線の間からセンサーの下支えパーツを挿入して、手前からセンサーを入れつつ、センサーリード部に付けたマーキングを目途に中央で止めました。
現場付近拡大です。
これで何とか見えるでしょうか?(^-^)
センサーリード部にマーキングした白の線が見えると思います。
複線間に白が見えるのは、下支えのプラ板です。
コルクや枕木の除去で苦労したのが、付近の汚さで分かります(笑)
コードは引っ張られるとセンサーの角度・位置が歪むので、コードも少しボンドでベニヤに止めています。
センサーのコードを台枠下まで逃がす穴は、近くでは台枠裏まで長すぎて開けられないので、少し離れた本線連絡線のサブテレインの場所をすり抜けた床面から、穴を開けてコードを台枠下に逃がしました。
3本のコードは、壁面側に沿わして、本線連絡線に干渉しないようになっています。
ここは難工事でした(^-^;
お次は、第2本線の閉塞信号機のセンサーを付けます。
古い画像ですが、TOMIXの自動信号機を分離して設置していましたが、信号機背面をスリムに加工したせいか、信号機本体の基板通電が怪しくなり、ついには不点灯になってしまいました。
これでTOMIX流用は諦めて、信号機を自作する事に決断したきっかけの場所です。
現在はTOMIXの信号機は取り除き、センサーはもう外せないのでそのまま。センサーの接触金具だけは邪魔なので、ボンドで止めて線路に触れないようにしてあります。
真上からセンサーを入れるにしても、厄介なのは架線です。
ご覧のように架線がいるので、これを破損しないように作業を進めます。
ここはカーブでトンネルという視認性の悪い区間ですので、信号機は跨線橋の手前(現在は撤去穴が開いてる箇所)にして、センサー(閉塞部)は跨線橋を越えたところという設定です。
旧センサーの近くには、インピーダンスも設置してますが、そこに新たにセンサーを埋め込みます。
ここは、TOMIXのセンサーを埋め込んだ関係で、PECOのフレキシブルレールと繋いでいるので、枕木間が広い場所がありました。
バラストも撒いているので、そこを利用してバラストにナイフの刃を入れて四角く除去して、リード線逃がしの穴を直下に開けて、上からセンサーを入れました。
黒いのがそうです。
直下にコードを入れたのは良いのですが、その下に手が入らないので、いったん固定した壁面を取り去り、コードを引っ張り出して横へ仮に出してあります。
バラストを足そうかと思いましたが、センサーが枕木よりちょい出ている高さにあるせいか、それほど気になりません。
バラストを追加しないでも良いかも知れません。
これで2つのテストに使用したセンサーは、それぞれ現場に設置出来ました。
片方は地下でやりにくい、もう一つはバラスト除去や架線があってやりにくいと、面倒な既設線路への場所でしたが、無事に施工終了です。
今後残りのセンサーは、バラストも架線もありませんし、地下でもありません(笑)
設置場所もやりやすいところですので、後日改めて作業しようと思います。
まずはセンサーへコード線も付けないと行けませんしね。
昨日コメント貰い、センサー部を白でちょんちょんと塗ってみました。
ATS地上子としては、これでも大き過ぎますが、雰囲気は悪く無いですね。
ただバラスト撒くと塗りにくいので、設置時に塗っておいた方が良いという事も分かりました(^o^)丿
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